2019/03/07 ブログ: 冬剪定 その2

投稿者 :David Austin Roses on

冬剪定の目的は、新陳代謝、病気の予防、樹形形成の補助、と考えています。
そのために、シュートの更新が悪くなった古い枝、秋以降に生えた細長い枝、出開き(ネズミのしっぽのような短く細い枝)、向きの悪い枝、枯れ枝などは、根元から切り取ります。
いいかえれば健康な枝を残し、元気なシュートが出やすい環境を作ることになります。
それは、病気に強い株を作ることにも繋がります。

また樹形形成の補助については、例えばバラが百品種あれば百通りの樹形があり、それを生かすために形を整える剪定をします。
花だけでなく、樹形も各々のバラが持つ個性として楽しみたいものです。
ポイントは、手前を短く奥を高く、横を短く中央を高く、立体的に切ることです。
そうすれば低い位置から高い位置まで花が咲きます。

画像は、私が剪定したビフォーアフターです。
見えやすいように大鉢を使いましたが、基本は地植えも同じです。
地植えの場合の高さは、まわりのバラや植物も考慮するといいかと思います。


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